不正アクセス事件で元京都大研究員が控訴

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050328STXKB008428032005.html

著作権保護団体のホームページ(HP)からサーバーに侵入したとして、不正アクセス禁止法違反の罪に問われた元京都大研究員、河合一穂被告(41)が28日までに、懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役8月)の東京地裁判決を不服として、東京高裁に控訴した。
判決によると、河合被告はコンピューターセキュリティーの問題点を指摘しようと、2003年11月、京都市内などから大阪市内に設置されたサーバーコンピューターにアクセスの制限を解除する指令を入力、7回にわたり不正接続した。
公判で河合被告側は「不正アクセスには当たらない」などと無罪を主張していた。

控訴することにしたのはめでたいが、この記事が事実ならそりゃ敗訴ですわな。
「アクセスの制限を解除する指令を入力」してないよね。アクセス制限をしてない方向から入ったんだから。

  • 表には門があり、入場者をチェックしていました。
  • 裏側には門すらありませんでした。なのでこっちから入場してみました。

でしょ? 他サイトでも書かれているし、私も言外ににおわせたとおり、ftp では認証をかけてファイルをアップロード・メンテナンスし、http では制限無く閲覧を許す、なんてのは普通にどこでもやっていることで、これが問題とされたら溜まりません。
裁判所は判決を出す機関なんだから、どこかの国会とかと違って、「恣意的には解釈できない判決」をしっかり出して欲しいなぁ。