全日空の発券システム故障、メーカーに補償請求を検討

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071014ic01.htm

全日空のコンピューターシステムで今年5月、機器の不具合で大規模な障害が発生した問題を巡って、同社システムの外部監査を行ったコンピューター会社から、「障害を予防する対策が未整備だった」と指摘されていたことがわかった。
全日空では来年1月にまとめる中期経営計画で情報技術(IT)関連支出を見直し、IT体制強化を計画の柱の一つに据える。トラブルの損害額は計約4億5000万円に上り、原因となった接続機器を納入、設定したメーカーに対し、損害補償を求める検討も始めた。
トラブルがあったのは、国内線の予約・発券を一元管理するシステム。ホストコンピューターと全国の空港の端末機をつなぐ接続機器の不具合で、予約受け付けやチケット発券などができなくなった。調査では、障害が起きた全日空のシステムについて、トラブルを初期の段階で把握できず被害を最小限に食い止められなかったと分析。コスト削減のため、3社の機器を混在して組み合わせていたことも、トラブル発生時の連携の悪さにつながったと指摘した。

複数社を組み合わせて使う場合にはそれをコントロールする役割をどこかの会社に与えるか、自身で行う必要がありますが、その辺がうまくいってなかったんでしょうね。