仮想化で深刻化するセキュリティ問題

http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0706/19/news01.html
いくつか問題があげられているが、寝言に聞こえるものもまじっているので注意。

  • 膨大な設定管理
    • 各物理サーバ上に5、10あるいは100の仮想デバイスがある場合、既存の設定管理インフラには多大な負荷が掛かる。

こんなの、全部が物理サーバ/物理デバイスでやってても同じ事。ってか、むしろ全部物理の方が大変。

  • 事業継続性が課題に
    • 企業の多くは、万一のために予備サーバと複製技術を備えている。ミッションクリティカルなアプリケーションではダウンタイムが相当高くつくことから、これは適切な措置と言える。しかし、これら重要なアプリケーションを仮想環境で実行する場合、事業継続計画はそのことを織り込んで進化させることが必要だ。

仮想環境であれば、複写が容易だ。別のデータセンタにもう一つホストを用意し、そこに複写した仮想環境を置いておけばいい。
待機系が必要なシステムでも、物理環境でやっていることと同じように別の場所に用意しておけばいい。
本番計と待機系を同じホストに置くような愚は犯すはずないし。

  • ソフトウェアのビジネスモデルは変化が必要
    • 仮想化の結果、新しいソフト料金モデルがいずれ浮上してくるだろう。

どこがセキュリティの問題?かつ、既に新しい料金モデルは既に出てきている。
というか、仮想環境を前提として、仮想環境でも使っていいライセンス、使っちゃダメなライセンス、仮想環境を物理環境と動議に扱う規定を設けた料金体系などは既に出てきてる。
全体を通して、推敲も踏み込みも足りない記事に思えた。