チナミの風景 [☆☆☆☆]

チナミの風景 (IKKI COMICS)

うむ、面白いです。IKKI 連載時に読んでいたので、書き下ろしの最終話以外は読んだ覚えがあるが、適度に古かったりするため再度楽しめた。
いや、適度に古いどころではないが。初出一覧を確認。

No	タイトル	初出
第1話	ガレキのお城	月刊IKKI 2003年 5月号
第2話	冬のまぼろし	月刊IKKI 2003年 4月号
第3話	眠り男、東へ	月刊IKKI 2003年 9月号
第4話	悪魔のパパと誕生日	月刊IKKI 2006年 10月号
第5話	雨のワルツ	月刊IKKI 2007年 3月号
第6話	徘徊少女の夏	月刊IKKI 2007年5 月号
最終話	さよなら、猫目煙突	書き下ろし

そうか、途中 3年空いてるのか。…。3年て!
お話は、猫目町に住む小学生の女の子、チナミの日常を低めのテンションで描いている。
チナミは、自覚はない…または気づきたくないだけかもしれないが…が、変わり者である。そしてなぜか、町の変人たちと関わり合いを持ちやすい日々なんである。
そんな変人との関わりを煩わしいと親友のドシンには打ち明けるが、ドシンは本当はチナミはそういうことを嫌がっていない、ということを見抜いているよう。
町の変人たち、ドシン、保健の先生たちとの関わり合いの中、チナミも少しづつ成長してゆき…。
書き下ろしの最終話では、思わず涙がにじみました。是非読んでみて欲しい一作。