【溶けゆく日本人】携帯の奴隷

http://www.sankei.co.jp/seikatsu/seikatsu/070108/skt070108000.htm

衆議院本会議直前に開かれた自民党代議士会で、マイクスタンドの前に立った議院運営委員会理事の西川京子氏は、そう切り出した。
「ご存じとは思いますが、本会議場では携帯電話のスイッチを切り、使用されないようにお願いします」−。出席していた自民党議員からは一瞬ざわめきが起き、そして失笑が漏れた。

素早い政治活動のために必要なメールもあると“抗弁”する関係者もいる。「地元でだれかが市長選に出馬表明したなど、本人に影響がある重要ニュースが入ると、すぐ知らせ、考えをまとめてもらう」とは、ある国会議員の秘書。だが、小さなマナーさえ守れない議員が、公約など守れるのだろうか。

自民党の西川議員は言う。「『公共の精神』を重んじる教育を受けていないことが大きい」
その西川議員が口頭で注意してから、国会の場から携帯と“戯れる”議員の姿は消えたのか。答えはノーだった。先生の言うことを聞かない「学級崩壊」現象が、教育基本法の改正を議論する国会の場でまさに起きていた。

学級も崩壊してるかもしれないが、国会もひどいようですね。