「0円でも売れない」 携帯電話の番号継続制度、“宴の後”に在庫の山

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070118/117191/?P=1

顧客の多くは、新機種の登場によって安くなった旧機種を手に取る。「カメラ付きか」「カラー液晶付きか」といった、新旧の機種の違いが一目瞭然だった数年前に比べ、最近の携帯電話は機能に大差はない。「それなら少し古くても安い機種を選ぶ」のが、多くの顧客の買い物スタイルなのである。
つまり、結果的に新機種は旧機種の購入を促進させる“見せ玉”に過ぎなくなっているわけだ。

笑うのは簡単だが、なかなか根が深い。
さも携帯電話の話のように書いているが、携帯電話だけの話ではもちろんない。パソコンもそう、家電もそう。
画期的な何かが出ない限り、数世代の持つ機能の差はその値段の差に及ばない事が多い。
Windows Vista が出る、と言っていても、それを必要とする人以外は「Windows XP のが安くなるから狙おう」となるのではないか。現に XP 機は安売りが始まっている。
洗濯機にエアコンを内蔵して乾燥させたり、エアコンに掃除機を内蔵して洗浄不要にしたり、組み合わせて新しい価値を生み出すか、そもそもゼロから新しい何かを生み出すかしないと、消費のサイクルは回らないんじゃないか。
昔はソニーとか、そういうの得意だったのになぁ。