セブン・イヤーズ・イン・チベット [☆☆☆☆]

セブン・イヤーズ・イン・チベット―チベットの7年 (角川文庫ソフィア)

大学生の時にも読んで、それなりにはおもしろかったが中の下だと思っていた。
改めて読むと、おもしろいな。
たぶん当時は映画のイメージがあって、映画は当然エンターテインメントだからおもしろく仕上げてある。それに比べればそこまでおもしろくないのは確かだ。
しかし、表面的なおもしろさとは別の、事実の重さ、じわりとした暖かみ、そして怖いくらいまでのリアルな描写がここにはある。
もう一度読んでみて、良かった。