若手SEから見た要求開発(1)---「全部お任せします」と言われても
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20060605/239961/
家を建てる場合を例にとると,業者に注文する際に「全部お任せしますので,私にぴったりの家を建ててください」と言う人はまずいないだろう。何が自分にぴったりなのかは,本人しか分からないからだ。いろいろ提案してもらったとしても,最終的に選択するのは本人である。逆にその選択をお任せにしてしまったら,自分にぴったりになるはずがない。
しかし,なぜかシステム開発の現場では,「システムのことはよく分からないので,すべてお任せします。でも,ぴったりのものを作ってください。プロなんですから。」という姿勢で話をされることがよくある。冗談ではなく本当の話だ。しかもベンダー側もなぜかそれを否定しなかったりする。
まったくだ。
ってか、以前の「営業 vs SE」にも通じるところがあるな。
- とある日
- 客 : できるよね ?
- 営業 : できます !
- 後日
- 営業 : できるよね ?
- SE : 何が !?
基本的には営業とシステムが同席して話を聞くのでここまでひどい例はないだろうけど、近いことは多い。結構。いや、かなり。