<三国志の謎> 徹底検証

駄書。昔、まだ三国志と言えば物語の演義しか知らなかった頃にこの人の本を読んだときには面白く思ったと思うのだが、今読むとダメ。
原因は二つ。

  • 演義と正史の区別ができてない
    • こういう本は本当に多い。でも、素人の俺に指摘されるようじゃダメでしょ。所々、「これは演義の創作だ」とかコメントはあるのだが、明らかに演義の創作である部分に対してそういう注釈がなかったりする。
  • お話が無理矢理
    • この本の中で、「極論すると」「見方を変えると」「言えなくもない」などと、無理矢理のこじつけを行っている箇所が多い。こういうのは要所に配置されていたりしたらかなり「できるな」と思うのだが、あまりに多すぎるとダメ。文章力のなさをごまかしているようにしか見えない。

あと、細かいが大事なところ。「曹操」と「曹爽」の誤変換は勘弁してくれ。「曹操を葬った司馬仲達…」っておまいさん。