新株予約権、差し止め ライブドアの申請認め仮処分決定

http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY200503110331.html

決定は「企業の支配権の争奪戦でどちらに経営を委ねた方が収益の向上が期待できるかを判断するのは株主だ」と指摘。裁判所の判断対象について、「ライブドアの支配権取得で企業価値が著しく損なわれることが明らかといえるかどうかという点だ」と限定し、「著しく損なわれることが明らかとまでは認められない」と判断した。
ニッポン放送ライブドアの子会社になった場合について、決定は「ライブドアの試算通りに収益や株価の向上が合理的に予測できるとまではいえない」としながらも「ネット利用者の増加などからすると、ラジオとネットの事業の相乗効果が期待できないとはいえず、ライブドアの計画に合理性がないとまではいえない」と述べた。
一方で、「ニッポン放送側の主張ほど、売り上げが低下したりブランドイメージが損なわれたりすることが明らかとはいえない」とも指摘した。
ライブドア時間外取引による株式取得についても「規制対象になっておらず、証券取引法に違反していると認めることもできない」と述べた。
そのうえで、ライブドアが同放送の支配権を取得しても放送の公共性が失われるとは認められない、とした。

この緒戦では全面勝利、ですね。