実説 諸葛孔明 [☆☆☆]

ここ (id:comiken:20050123#p3) で読んでた本、今日読み終わり。おふろ読書だったので日数がかかった。
内容は、諸葛亮の政治家としての手腕をを骨に、歴史的背景とからめ、さらに周辺の人物との比較を行っています。
私は、諸葛亮は歴史の流れの中ではやはり傍流にいた人間だと思っています。もちろん傍流というにはかなり太い流れではありますが。
この本でも、諸葛亮にテーマを絞り切れていないと思うのですが、どうしても傍流の、しかも「天才軍師」でもなんでもない宰相を取り上げるのに、1冊の本文のネタはなかったということなのでしょうか。
特に後半、漢文の書き下し文と平易な日本語訳を併記しているあたりが冗長で、「ページ稼ぎ?」などと感じました。