三国志 正史と小説の狭間 [☆☆☆☆☆]

三国志―正史と小説の狭間

三国志―正史と小説の狭間

かなり良い。新発見も多い。参考図書の紹介も豊富。
新発見、再発見など。

  • 袁紹陣営は、河北派と河南派に分けられる
    • 南進積極派と消極派が居たことは理解していたが、それが出身地によるものだ、ということまでは考えたことがなかった。
  • 周瑜から魯粛に引き継がれた兵がわずか 4000人
  • 諸葛亮益州への出陣のタイミング。
    • 龐統死後かと思ったら、そうじゃないのね。
  • 龐統が死んだとされる (負傷したとされる) 落鳳坡なんて場所は (この時代に) ない
  • 劉備が死ぬまでは、諸葛亮が軍事に全く口出ししていなかった。
  • この時代に火薬は存在していない。